徳山大学ー基調講演「地方創生・まちづくり成功事例に学ぶ」(齋藤潤一)

基調講演「地方創生・まちづくり成功事例に学ぶ」(齋藤潤一)

皆さん、こんにちは。こゆ財団という宮崎県 の新富町役場が出資して作った地域商社の代表をしています齋藤潤一です。 こゆ財団とは別に、10 年ぐらいやってきた NPOでの活動や、起業家育成等をずっとやってきて、まさにこの徳山大学みたいに、自分の頭でしっかり考えて地域で稼ぐ力を身に付けるみたいな学校をやっ てきたと。その両輪をやってきたんですけれども、その実績等が載っております。とい うことで、よろしくお願いします。

元々僕はアメ リカのシリコンバレーというとこで働いてたんです けれども、シリコンバレー流地域づくり。まちづく りの成功事例や成長事例といわれることがあります。徳山大学のウェ ブサイトを見たのですが、「何かに一番の自分になろう」ってすごくいい言葉ですね。今日、本も紹介してくださいと言っていただいて、 あそこに本を 3 冊紹介さしていただいたんですけれども。そのなかの 1 つで大前研一さ んの本で、イタリア型の地方創生みたいなのを書いてる、あれすごいいい本なのでぜひ 読んでください。地域づくりとかやっ ていく上ではもう、僕はバイブルだと思ってやっています。

pastedGraphic.png

ほかには地域の経済の本ですね。地域にちゃんとお金を稼ぎましょう っていう本です。ほんとに大前さんの本とこの徳山大学のメッセージは実は一緒なんで すね、ほぼ。とにかくオンリーワン、ナンバーワンを地域に作ろうというとこで。さっ きちらっと流しましたけど、うちも 1 粒 1,000 円のライチというのを開発しました。

そ の 1 粒 1,000 円のライチで今、全国、海外からも視察に来るようになったりしている、 そのような状況です。で、自己紹介なんですけれども。ここの周南市はご縁があって、 うちのおじいちゃんの生まれ故郷だったという。びっくりしました。最初お問い合わせ があったときに、おじいちゃんが何か天国からやったのかなと思ったりとか。おじいち ゃんの親戚はまだ住んでいるっていうのは聞いていたんですね。山口もちらちら来てた りしてたんですけど、いつかは周南市に行きたいなと思ってたら、こういう 1,800 以上 ある自治体のなかから 1,800 分の 1 でご指名をいただいて来れたというのは、ものすご く良かったなというふうに思います。

で、まちづくり GIFT という NPO の肩書と、もう 1 つ、こゆ財団という肩書と、慶應大学の大学院ですね、ソーシャルデザインマネジメ ントっていうところで非常勤の講師をさせていただいて。慶應大学は非常勤なんですけど、地域の現場として、たとえば周南市いいよとか、徳山大学こういう活 動やってるんだよっていうことを中央に伝えていくみたいな仕事 で、慶應の学生にこんな感じで教えたりもしています。

あとは MBAを持っていて専門が起業家精神ということもあり。元々ア メリカのシリコンバレーというとこで働いてました。で、帰国して東日本大震災をきっ かけに、その現場を見たとき、や っぱり地域にはビジネスの力が必要だと。持続可能な地域にしていくためにはちゃんと お金を稼がなきゃいけないというふうに考えて、自分が培ってきたスキルとか経験って いうものを地域づくりに貢献しようというふうに思って NPO をちょうど設立しました。 

で、全国で起業家育成に従事をしていたところ、去年の 4 月、2017 年の 4 月、こゆ財団 という宮崎県新富町、人口 1 万 7,000 人の町です。周南市がたぶん 14 万、16 万ぐらい かな、10 分の 1 ぐらいの人口のところの町の財団に就任をして、このこゆ財団がまち・ ひと・しごと創生会議とかでちょうど事例に選んでいただいて、12 月ですけれども、安 倍総理、他大臣の前で発表とかさしていただいたというような町です。この総理の向かい、僕ですね。政府が推してるのはまさにこの徳山大学さんがやられているような、ちゃんと自分で考 えて地元の起業家を育てたりとか地域の起業家を育てたりとか、そういうことをやって いこうというので、国ぐるみでどんどんやっているぞというような話でした。

さっき講 座を聞いていてすごくいいなと思ったのが、何をやりた いのか。すごく大事なことだと思います。言い換えるとミッションなのかもしれません。 ミッションとか、なぜやりたいのか、そういうことなんですけども。僕のミッションは すごく明確で、持続可能な地域の実現を目指してビジネスを手段として持続可能な地域 を、課題を解決していくっていうのを考えていく。 

持続可能な美しいビジネス 

この数字何だか分かる人いますか?

896、全国自治体 1,800 ある自治 体のうちの 896 がここ 20 年ぐらいで消滅すると言われています。ね、さっき学長の話の なかにもありましたけど。つまり何かというと、もう持続可能じゃないんですよね、続 きませんよと。皆さん、ここで生まれ育ったかもしれませんけど、僕は周南市もおじい ちゃん方のふるさとだったりしますし、壱岐とか、大阪のほうも、そのなかでも消えて いくだろうという都市はたくさんあります。合併されて自分の町がなくなっちゃう、そ ういうのが現実的に今起きつつあるということですね。

では、ちょっとここで皆さんに 問いかけです。チャレンジ、最近いつしましたか?

この辺も今日ね、先生の発表にあるアクティブラーニングですよね。やっぱ りただ講師の話を聞いているだけでは、先生いい話してたなというように終わっちゃう んですけども。たぶん皆さんの脳により残るためには、自分のなかで先生の話を聞きな がら自分のものにしていったほうがいいと思うんですよ。 

pastedGraphic_1.png

なので、ちょっと想像してみてください。チャレンジ、いつしてますか? いつしましたか? どうでしょうか。

もう 1 個、ポイントです。じゃ、どっちの 未来を進みたいですか?いきいきワクワク働け る。勉強しながらキャリア教育、リカレント教 育、EQ、学びながらいきいきワクワク働ける社 会と、妬み僻み嫉妬、足のひっぱりあいの社会。 

どっちを行きたいでしょうか。残念ながら、消えていく都市はこういうのが多いんです ね。ちょっと想像しながらこのあとの講義を聞いてみてください。

改めましての自己紹 介なんですけれども。元々関西の関西大学というところで僕は勉強をしていました。で、 そのときに途中で辞めてアメリカに行ったんですけれども、そのきっかけが、親戚が交通事故で亡くなったことでした、大学 2 年生のときです。

僕と会った翌日に亡くなったんですよ。これ本当にいつ死ぬか分かんないなっ ていうのを結構強烈に受けたんですね。僕はいつかアメリカ行きたいと思ってました。 でも、いつかって永遠に来ないんだなと思って。で、後悔しない人生を生きたい、生き ようというふうに思って大学を途中で辞めてアメリカに行きました。僕の好きな ガンジーの言葉に「明日死ぬかもしれないと思って生きよう。永遠 に生きるかもしれないと思って学び続けよう」っていう言葉があるですけれど、それも 自分の哲学、座右の銘としてやったりもしています。

で、働いてたところが、皆さんご 存じスティーブ・ジョブズ、iPhone とかを作ってるアップルがあるシリコンバレーです ね。シリコンバレーで一番学 んだことって何ですか?っていうと。このグラ フです。もう結構超えてますけれども。このグ ラフが一番学んだことですね、シリコンバレー で。僕がいたときってこのぐらいのときでした、2000 年から 2005 年。見てください、 株価ほぼゼロです。

pastedGraphic_2.png

マイクロソフトのシェアはウィンドウ ズのシェアはほぼ 90%です。ほとんどマックなんて使ってませんっていうような時代で すよ。それが今、これですよ。100 兆円ですよ、時価総額。信じられないですよね。僕はこれを結構目の当たりにして、たとえばさっきもお話ししましたけど、消滅可 能性都市とか言われてようが何を言われてようが、こんなふうに変わることが絶対できるはずだと思っ てやってます。

なので、こゆ財団でも人口 1 万 7,000 人の町、僕が就任したときは通り 過ぎる町だって言われてました。何にもない。でも今では首相官邸に呼んでいただいたり、ライチだったらフランスとかからも視察に来たりもします。なので、僕は周南市でも山口県でも、もうこんな に大人気の町になるんだっていうことは全然夢ではないと思っています。

アメリカで、ちょうど会社が別の事業をやり始めるっているタイミングがあり、自分も新しいことにチャレンジしたいと思って日本に帰国しました。今、無印良品がどんどん勢い伸ばしてますけれども、あれも海外で 無印良品がすごく実績を得たから今、外国人観光客がどんどん集まってきています。世界のトレンドはいつもいつの時代も東京とニューヨークとロンドンから生まれています。僕自身もアメリカにい て、アメリカから見た日本って最高に格好良かったんですよ。もういつか帰りたい、早 く帰りたい、早く帰りたいと思ってました。

しかし、実際に帰ってくると、こんなふ うになってたんですね。あれ? 何か日本ってあんなに格 好いいと思ってたのに、寿司、天ぷら、すごいいろんな カルチャー、有名カルチャーもいっぱいあって格好いい と思ってたのに、シャッター通りや耕作放棄地…何か荒 れ果ててるなと。挙句の果てに、駅前がどこの駅前だかわからなくなっています。