日向ドラゴンアカデミーについて

宮崎県日向市と連携し、日向市のまちづくりを担う人財育成の場として始まったのが、「稼ぐ地域をつくる」人材育成事業の日向ドラゴンアカデミーです。

日向市は、世界的なサーフスポットや、大自然を楽しめる絶景名所、歴史ある観光地などが存在し、豊かな地域資源に恵まれています。それらの利点を活かし、住民参加型のまちづくりを実現するために、本講座は始まりました。

NPO法人まちづくりGIFT代表理事の齋藤潤一が主任講師を務め、講座内容を監修しています。講座は全6回で構成され、座学、フィールドワーク、ワークショップなどで構成されています。

本事業の目的は、人材育成を通じて、人と地域資源を活かしたビジネスを創出し、持続可能なまちづくりを実現することにあります。

講座では、一過性の講義(座学)で終わらせず、フィールドワークとして日向市の観光地や、特産品の現場に足を運び、取材します。その後講座に参加した方々同士がチームに分かれ、ワークショップを通じて交流し、地域ビジネスを一緒に生み出していきます。特徴は、講座終了後も継続して地域づくりに取り組んでいけるコミュニティ作りを行う点です。コミュニティづくりを行うことで、緩やかな連携の中なから、持続的に地域ビジネスの種が生まれ、参加者同士が相互に支援し合える環境を構築します。

日向ドラゴンアカデミーを通じて習得を目指すのは、「稼ぐ手法」です。

流行り廃りのある表面的な方法論ではなく、地域ビジネスを行っていく上での基礎的で普遍的な手法や心構えを学びます。

地域ビジネスの基礎的・普遍的な手法と心構えとは、「発見」「磨く」「発信」を通じて、「挑戦する」という姿勢を養うことにあります。

★手法

発見:まち歩きや現地ヒアリングを通じた地域資源の発見と理解など

磨く:チームでのブレーンストーミングや、ワークショップを通じた地域資源を活かしたビジネスの構築や機会の発見など

発信:クラウドファンディングを通じたテストマーケティングや、イベント開催による顧客からのフィードバックの収集と改善

★心構え

挑戦:1勝99敗の精神で、はやくたくさん失敗することで改善をし続ける=高速PDCAを積重ねることで成功確率をあげていく

これらの手法と心構えを徹底して学ぶ場となっています。

2016年8月から12月まで実施した第1期では、日向市の特産品である「へべす」の販路開拓をテーマに実施しました。

へべすは、日向市発祥の宮崎県の特産品であり、香酸柑橘類の果物です。近年、その健康効果が再評価される一方で、へべす産業の担い手の高齢化と後継者不足で絶滅の危機に瀕している果物です。

日向ドラゴンアカデミーが取り組むへべすの販路開拓

現実的で喫緊の問題となっているまちの課題に対するアプローチを、参加者自身が考え、実施することを目指してスタートしました。

講座では、地域資源を用いてビジネスを組み立てる手法である「発見・磨く・発信」を基本に、チームビルディング、マーケティング、クラウドファンディングの専門家を講師を招き、座学での理論の習得と、ワークショップを通じた実際の体験を通じて学んでいきます。

講座内容はフィールドワークと座学がセットになっており、日向市の観光地やへべす農園を訪問しました。第一回目の講座から、販路開拓の企画を練り上げ発表するなど、地域事業の場でないがしろにされがちな、スピード感を体験しながら進めていきます。

講座では「現場主義」と「顧客視点」にこだわり、机上の空論ではなく、実際に現場を訪れ、話を聞き、プランニングしていくことを重要視しています。

その上で、講座の期間内に実際に地域経済を動かすことにコミット。2016年8月にはクラウドファンディングを実施し、へべすの販路開拓を行いました。宮崎県内でしか知名度がない産品であったへべすを、東京・六本木の居酒屋に販路開拓し、海外からも注文が入るなど、認知度向上に寄与することができました。

クラウドファンディングの成功事例をもとに、具体的なアクションをすることの重要性を講座で伝え、全6回の講座を通じて現実的なへべすの販路開拓プランを練り上げました。最終的に発表されたプランは、実現に向けて動き出しています。

日向ドラゴなかでミーは波及効果も生み出しており、関連イベントでは約200名の集客を実現し、広くメディアに取り上げられ知名度の向上に貢献し、講座の受講生が東京や秋田をはじめ全国から集うなど、全国的に見ても内容の密度と、参加者の多様性が稀有な講座となっています。

本年度以降も継続的に講座を開催し、宮崎県日向市から「地域で稼ぐ人財」を排出して参ります。

その他の実績